開発状況

ディスポーザブル極細内視鏡の開発
(医療機器)



ディスポーザブル極細内視鏡の開発

優れた技術があっても、医療現場の課題やニーズに合致しないなどの理由から、医療応用(実用化)が難しい事例は多くあります。当社は、医療現場のニーズを出発点として問題の解決策を開発し、医療現場で最終製品をイメージして最適化開発を行い、イノベーションを実現する「バイオデザイン」という手法を用いて、ディスポーザブル極細内視鏡を開発しました。

腹膜透析は在宅透析を可能とし、医療経済的にもメリットのある末期腎不全治療法です。しかし、腹膜が経年劣化し重篤な合併症を引き起こす事があるので、5年程度で中断を強いられます。現状では腹膜の状態を確認するためには、開腹手術若しくは腹腔鏡による観察しかありません。腹膜透析患者は、透析液を注入するチューブを常に腹膜に挿入した状態です。当社は、この細いチューブから挿入し、非侵襲的に腹腔内を観察する極細内視鏡を開発しました。多くの医師の意見を基に、ファイバースコープの技術を有する企業に受託し、医療現場のスペックに適した外径約1 mm程度のディスポーザブル製品です。2020年5月に、大手医療機器会社であり腹膜透析医療におけるリーディングカンパニーと共同開発及び事業化に関する契約(ライセンス契約)を締結し、現在薬事承認申請準備中です。

ディスポーザブル極細内視鏡の開発