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東北大学懇話会2026年「萩の夕べ(国際卓越研究大学第一号の挑戦)」における講演のお知らせ

2026年2月27日、丸ビルホール(丸の内ビルディング7・8階)にて開催された東北大学懇話会2026年「萩の夕べ(国際卓越研究大学第一号の挑戦)」(主催:東北大学)において、当社代表取締役会長兼社長の宮田敏男教授(東北大学大学院医学系研究科教授)が講演いたしましたので、お知らせいたします。

東北大学は、世界最高水準の研究大学を目指す国策において、日本の大学として初めて「国際卓越研究大学」認定第1号の栄誉に輝きました。 本懇話会は、この歴史的な第一歩を踏み出した同大学の今後の挑戦と将来ビジョンの具体的な研究や社会実装の取組みについて、広く理解を深めることを目的として開催されたものです。

講演1 東北大学 総長 冨永 悌二
「国際卓越研究大学第1号(UREX1) われわれの現在地と更なる挑戦」

講演2 東北大学 医学系研究科 教授 宮田 敏男
「東北から長寿社会を実現:長寿医薬品の開発」

講演3 東北大学 災害科学国際研究所 教授 野村 周平
「エビデンスを生み出し、政策を導く―データに基づくグローバルヘルスの実践と展望―」

宮田教授は、「東北から長寿社会を実現:長寿医薬品の開発」と題した講演のなかで、東北大学の最先端の科学技術により長寿医療に大きく貢献したいと述べました。加齢は生命活動に大きく関係し、生活や経済活動にも大きな影響を与えます。平均寿命と健康寿命の差約10年を解決することが医療上の大きな課題であることは周知です。一方、これまでの長寿医療は食事、運動療法、サプリメント、健康食品が主体です。国際的に長寿クリニックなどが展開されていますが、多くは富裕層が対象です。当社が開発中の老化細胞除去内服薬(セノリティック薬1))であるPAI-1阻害薬「RS5614」が実用化されれば、幹細胞治療など高額医療に比べて、廉価、簡便(内服)、安全などの視点から大きく長寿医療に貢献できます。富裕層のみならず、広く多くの国民に抗加齢・長寿医療を提供することが、国際卓越研究大学としての東北大学の姿勢であることも述べました。現在、RS5614は悪性黒色種などがん治療薬として開発していますが、がんと共に医学上の大きな課題である老化や長寿への応用に向けて、東北大学とともに取り組む予定です。

1) セノリティック薬
がん化を促進する事なく老化関連疾患を抑制することをsenolyticsと言い、その作用を有する医薬品をsenolytic drugといいます。老化(senescence)と対抗(lytics)を組み合わせた言葉で、「老化防止」を意味します。