開発状況

新型コロナウイルス肺炎治療薬




新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療は社会的にも喫緊の課題です。感染者の約80%は軽症で経過しますが、特に高齢者や基礎疾患を持つ患者などでは重症化し、重症の肺炎や急性呼吸窮迫症候群(ARDS)に至ります。

ワクチンの普及で患者数は減少していますが、ウイルス変異など課題もあり、肺炎に至る患者がいなくなる事はありません。そのため、自宅待機時の悪化を防ぎ、入院患者の重症化を予防し、そして後遺症を減らす治療薬は必要です。当社は、これら医療の課題を解決できる内服薬を開発しています。患者の延命のみならず、医療現場の負担軽減、医療資源の有効活用に寄与したいと考えます。

新型コロナウイルス肺炎治療薬



前期第Ⅱ相試験

COVID-19肺炎に対するPAI-1阻害薬の有効性及び安全性を評価するために、国内7か所の医療機関で前期第Ⅱ相医師主導治験を実施しました(AMED「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業(第4次)」で助成)。2020年10月に最初の被験者が登録され、2021年3月に完了という迅速かつ効率的な治験となりました。非盲検試験であったことから、有効性の検証は困難ですが、治験薬との因果関係の可能性がある重篤な有害事象はなく、COVID-19感染者でのRS5614の安全性が確認されました。

後期第Ⅱ相試験

2021年6月から国内主要医療機関(20施設)で100名の中等症肺炎患者を対象とするプラセボ対象盲検試験を開始しました(AMED「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業(第5次)」で助成)。

 

国内の治験と並行して、米国、トルコ共和国でも同薬剤を用いて医師主導治験(第Ⅱ相試験)を実施しています。