開発状況

        

慢性骨髄性白血病の治療薬(がん幹細胞への作用)



がんの治療の大きな問題は、一旦治療したがんが「再発」してしまうことです。当社では、血液のがんである慢性骨髄性白血病を対象として、がんの再発を防ぐための新しい治療法の開発に取り組んでいます。



■なぜ、がんは再発するのか(医療の課題とニーズ)

がん細胞は、がんの根源となる細胞(幹細胞)から増えます。がん幹細胞はがんニッチという環境に守られているために、これまでの抗がん剤の治療法では、がん細胞を攻撃することは出来ても、がん幹細胞を攻撃することは出来ません。がん幹細胞が残っている限り、新たながん細胞が増えてしまい、がんは再発します。



■開発中の医薬品(治療のアイデアとコンセプト)

当社で開発中のRS5614(PAI-1阻害薬)は、がん幹細胞をがんのニッチから追い出し、抗がん剤による攻撃が出来るようにします。がん幹細胞を滅ぼすことで、がんの再発を防ぎます。



血液がんのひとつである慢性骨髄性白血病の患者さんを対象として、RS5614の治療効果と副作用を確認するための後期第二相試験(医師主導治験)が、東北大学、東海大学、秋田大学で実施されています。